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英国セーリング選手が挑む「海洋プラスチックごみ問題」

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©Nick Dempsey/RYA
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プラスチックごみによる海洋汚染の加速

 

海洋に流出するプラスチックごみが世界中で大きな問題となっています。国連の報告によると、その量は推計で年間800万トン超。毎年、約100万羽の海鳥、10万頭の海洋哺乳類、ウミガメや、数えきれないほどの魚が、誤飲などで命を落としているといいます。

 

問題解決に向けた対策が急がれる中、英国で始まったある取り組みが注目されています。リオ五輪セーリング競技の金メダリスト、ハンナ・ミルズ選手が率いるキャンペーン「Big Plastic Pledge」です。ミルズ選手は「スポーツの力で地球の運命は変えられる」と考え、活動を通して使い捨てプラスチックを排除する重要性を訴えています。

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 ©Nick Dempsey/RYA

 

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スポーツに期待される役割

 

海との関わりが深いセーリング競技。ミルズ選手が強い危機感を持ったのは、リオ五輪に向けたトレーニングがきっかけでした。海に出るたびに大量のプラスチックに汚染された光景を目の当たりにし、衝撃を受けたといいます。IOCの支援を受け、駆り立てられる思いで立ち上げたのがBig Plastic Pledgeでした。現在、ミルズ選手はIOCの環境アンバサダーに任命されています。

 

Big Plastic Pledgeでは「スポーツの力」が活動の軸になります。これまでも、スポーツは宗教や政治、文化の違いを超えて人々を結び付け、それぞれに大きな影響を与えてきました。国連が2015年に採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中でも、スポーツは「重要な鍵となるもの」と位置付けられています。

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 ©Nick Dempsey/RYA

 

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Pledgeは日本語で「誓約」を意味する言葉です。Big Plastic Pledgeは、アスリートやそのファン、ランナーなどスポーツに関わる人々に対し、「マイボトルを利用する」「プラスチックストローを使わない」といった9項目から最低3つを誓約するよう呼びかけています。東京2020オリンピック競技大会を目前にスポーツへの関心が高まる中、誓約を出発点としてスポーツ界における使い捨てプラスチックの根絶を目指します。

 

東京2020オリンピック競技大会での新たな取り組み

 

東京2020オリンピック競技大会で実施される「使い捨てプラスチックを再生利用した表彰台プロジェクト」も、問題解決に向けた取り組みのひとつです。日本国内の使用済プラスチックや海洋プラスチックを利用して表彰台を製作し、新しい活用モデルを国内外に提案。また、小型家電のリサイクル金属を原材料に、五輪メダル約5,000個を製造する計画も進められています。

 

スポーツ、そして東京2020オリンピック競技大会が環境意識を強化する契機となるよう、英国は引き続きサポートを続けていきます。

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