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ラグビーの力でインクルーシブな社会を実現

 

ラグビーには、社会にポジティブな変革をもたらす力がある。ラグビー界では、その想いを胸に、多様性を尊重する包括的な社会の実現に向けた取り組みの輪が広がっています。

 

Try for Changeプログラムとは?

Try for Changeは、ラグビーの力で、 障がい者など社会で置き去りにされてしまう人々の生活の向上を目指すプログラムです。2016年にイングランドフットボール協会(RFU)と英国慈善団体Comic Reliefが設立しました。チームワーク・リスペクト・規律・楽しさ・スポーツマンシップなどラグビーの基本的な価値観を生かし、多くの社会的課題の解決に挑みます。近年では以下の目的に沿ったプロジェクトを助成しました。

  • 教育へのアクセスの拡大
  • 雇用機会の拡大
  • 非行グループへの関与と違法行為の減少
  • メンタルヘルスの改善
  • コミュニティの団結と社会的統合の促進
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例えばイングランド北西部の慈善団体Sharks Community Trustは、Try for Changeプログラムを通じて、50代以上の男女に向けて歩行ラグビーのセッションを4つのラグビークラブで実施しました。この取り組みの目的は、身体を動かしながら交流の機会を持つことで、社会的な孤立や認知症を予防すること。参加者はラグビーを通じて新しく友人を作ることができ、健康状態を改善することができたと喜びの声を寄せました。 スポーツは、共に楽しみ、学び、健康を改善すること、そしてその経験を共有することで人々の生活の質の向上に重要な役割を果たします。Try for Changeはラグビーが「社会の財産」となるよう、競技を促進し、成長させる取り組みでもあります。個々人が目標達成と潜在能力の発揮を実現し、より広いコミュニティに長期的に恩恵をもたらすことこそが真の目標なのです。

 

もうひとつのラグビー世界大会

10月16日(水)に、「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」が東京体育館で開幕します。車いすラグビーは、パラリンピック競技の中で唯一、車いす同士のぶつかり合いが認められています。日本や英国など車いすラグビーの強豪8か国が集結し 、世界最高峰のプレーが繰り広げられるでしょう。準々決勝までの試合は、すべて無料で観戦することができます。日本中でラグビー旋風が吹き荒れる 10月、もう1つのラグビーの世界に注目してみませんか? 詳しくは大会ウェブサイトをご参照下さい。

「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」公式ウェブサイト

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